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子ども・子育て新システムについて思うこと・その8~「すべての子ども」とは?~ [保育について]

子ども・子育て新システムについて思うこと・その8
~「すべての子ども」とは?~


2010年6月25日付けで、政府の子ども・子育て新システム検討会議が公表した
「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」には、目的の1番目に
「すべての子どもへの良質な成育環境を保障し、子どもを大切にする社会」の実現が
掲げられている。
http://www8.cao.go.jp/shoushi/10motto/08kosodate/pdf/youkou.pdf

しかし、基本制度要綱案を何度読んでも、
その後の基本制度ワーキンググループ(WG)、
幼保一体化WG、子ども指針WGなどの審議経過を見ても、
「すべての子ども」が指すものは、
「保育園利用者だけではなくて、家庭で子育てしている人も含む『すべての』子ども」
と言っているようにしか読めない。

「すべての」とか「普遍主義」という言葉を聞いたときに、
私が真っ先に思い浮かべるのは、社会的に疎外されている少数者である。

子ども分野でいえば、障がいを持つ子ども、特別な支援を要する子ども、要保護児童など、
多数決原理では、政策からこぼれおちてしまうけれども、
平均的なラインよりも多くの支援を必要とする子どもたちへの施策こそが、
「すべての子ども」と言ったときに思い浮かべる施策である。

具体的には、
・障がい児保育(できるだけ統合保育が望ましい)
・発達障害や、聴覚障害、視覚障害など、障がい特性に応じた特別な支援
・児童相談所の機能
・一時保護所の機能
・里親事業
・親のない子ども、親と暮らせない子どものための養護施設の事業
・ひとり親家庭援助事業(トワイライトとか緊急一時の宿泊保育とかとか)
・児童扶養手当や特別児童扶養手当などの現金給付
などなど。

地域主権改革で、一括交付金にされてしまったら、
絶対に縮小されてしまうような少数者のための事業こそ、
「新システム」に入れて、「子ども」紐付きにすべきではないだろうか。

こういった事業が含まれてこそ、「すべての子ども」のための
「子ども・子育て新システム」となるのではないか。

現在の基本要綱を見ていると、「すべての子ども」をはき違えているのではないか、
と毒づきたくなる。




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